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日本海の漂着物に関する会議に参加しました

   

先日、日本海沿岸海岸漂着物対策推進懇話会という、長い題名の懇話会に参加しました。これは兵庫県の日本海側の漂着物対策について自治体や関係団体、NPOなどをメンバーに年2回開催されています。事務局は兵庫県の本庁(担当部署の名前が長いので省略)なので、神戸から3時間かけてお越し頂いているようです。

漂着物会議とっても長い名前の会議でした。。。

海岸漂着物は無くならないどころか、どんどん増えてきています。困ったもんです。そこで、国は、海岸漂着物の環境対策に関する法律を平成21年に成立させ、国や都道府県で漂着物を回収して処理しようということになりました。予算措置も執って、ドドーンと平成26年には全国で合わせて25億円をつぎ込んで、海底のゴミから海岸漂着ゴミまで全国で取っていきました。兵庫県だけでも2億2千万円を使って、漁師さんや沿岸の住民の皆様、ボランティアの皆様などに漂着物を取り除いて頂きました。

今年度もこの取り組みは続けますが、兵庫県の農政環境部に降りてくる予算は大幅ダウンの8400万円。そして、1割から2割は各都道府県も負担してね、という内容になりました。医療費、老人福祉費と国も予算が足りないので仕方ないですね。

さて、私はこの会議に昨年度から参加しています。但馬県民局の環境課が担当されていた(現在は但馬西部河川海域環境保全協議会に移管)「但馬の子どもたちによる海辺の漂着物調査」の講師をしていたため、お声がけ頂きました。民間での指名参加は私だけで、あとは漁協さんなど、残りは県や市町担当者、農林事務所、水産事務所、(財)ひょうご環境創造協会の方々です。昨年は沿岸部だけだったんですが、中流〜上流部も海岸漂着ゴミの発生源の一つですので、参加して頂くことになりました。

漂着物会議指名は私だけで残りはアテ職。

今回の会議は予算や活動予定の話が中心でしたが、意見交換の中で、興味深い話を聞きました。

京丹後市の沿岸に、台風後、円山川からと思われるゴミが流れてきているらしい、という情報提供がありました。特に枯れヨシが大量に流れ着いているということで、海流が東なので、その可能性はありますが・・・

法律では漂着物は流れついた先の自治体が回収処理をすることになっていまして、今回の話がもしそうだとしたら、処理は川の河口がある豊岡市ではなく、漂着した先である、お隣の京丹後市になります。

地図

ピンクが豊岡市。円山川は中心部を流れます。
お隣は京丹後市、海流は東方向です。

ヨシ問題は日本中どこでも起こっていて、但馬でも頭を悩ませる問題です。円山川中〜上流域の養父市、朝来市でも、河川敷には大量の雑草やヨシが生えています。

葦

ヨシは高さが1-2mに成長するため、そのままだとシカやイノシシの隠れ場になってしまうので、刈るようにしている場所もあるとのことですが、運ぶのが大変だったり、回収車が入れないという理由で回収できず、刈りっぱなしなっているかもしれないというお話もありました。冬になると自然と枯れるので、それもたくさん流れるかもと私は思いますが・・・

そうすると、台風や集中豪雨で円山川の水かさが増したとき、刈り取られっ放しのヨシが一気に流れ出すため、海まで流れ出し、海流に乗って沿岸に流れ着くんですよね。

でも、兵庫県の日本海側でも頻繁にビーチクリーンをしていたり啓蒙活動はしています。取り切れなかった、沿岸に流れ着いた円山川由来のゴミをどうしたら減らすことができるんだろうか・・・全く手を打っていないわけでは無いということをどうやったら、京丹後市民にお知らせできるかなぁ・・・と悩みます。

漂着物の問題は国内だけではなく、地球規模での問題となっています。どうしたら、地球上の、日本の、但馬の漂着ゴミを減らすことができるのか、自分たちに何が出来るのか、市民みんなで考えていきたいですね。

今年からは兵庫県の環境審議委員もさせて頂いていますので、兵庫県の環境問題に注目していきたいと思います。
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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - 環境・教育, 海辺の漂着物

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