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閑散期は繁忙期への準備期間と捉えましょう! 〜宿泊施設の集客アドバイスから〜

   

「今の時期、お客様からの予約が全く無いんです。このまま来ないんじゃ・・・!」

という相談がこの時期、宿泊事業者を中心によく来ます。私に依頼してくる方の多くが但馬、京丹後、鳥取方面で、GW以降夏休みまでが一年で最もお客様が少ない閑散期だから。

IMG_8047城崎温泉

(有名温泉地でも今時期の昼間はほとんど人通りがありません)

温泉地などは、梅雨までの時期、昼間は暑くなりますが夜は涼しいかむしろ寒いくらいなので、城崎温泉の外湯巡りには最適な時期なのですが、ホント、少ないですよね〜もったいないっ!

兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

閑散期は繁忙期にお客様を「もっと」増やすための準備期間

先日から宿泊施設へのコンサルティングが増えているのですが、ワタシへのコンサルティングは基本的に閑散期に多いです。だから、開口一番、こういう言葉が経営者から出るんですけど。

お客様が来ないと、一生、来ないような気になり、焦りますよね。

でも焦りは禁物。常連様を大事にしている宿には、ちゃんと繁忙期には来て下さいます。

閑散期にお客様を増やすのはとても大変です。元々、旅行マインドが下がる時期ですから。

マインドを上げるにはそれ相応の仕掛け、例えば、特典を「まさかここまで?!」というほど付ける、広告を出す、旅番組に出させてもらうなど、相当頭と費用をかけた仕掛けが必要です。

繁忙期のお客様を更に延ばすほうが手がたくさん打ちやすいです。元々旅行へ出るマインドが上がる時期だからです。

繁忙期とはいえ、週末しかお客様が入らない場合は、平日をどう増やすか考えたら良いですし、平日しか入らず、週末の稼働を何とかしたいビジネスホテルは週末にどうアプローチすれば良いか考えることに注力すればいいだけです。

閑散期は繁忙期のお客様増客への準備期間と捉えましょう。

私がコンサルティング先の宿泊施設に対して、この時期にして頂いていることを3つお伝えします。

1)常連様にお葉書かお手紙を出す(忘れられない工夫)

新規客よりも、何度も来て頂いている常連様に対して、感謝の気持ちをお手紙で伝える。年賀状はじっくり読まないので、そういう挨拶状などの少ない今の時期にお便りを出す。(もちろん手書きですよ)

2)来年3月までの宿泊プランを販売する

宿泊予約サイトは最低6ヶ月先のプラン販売が義務です。夏前に冬の繁忙期プランの販売をすでに開始しておかないと、慌てて忙しい夏に販売することになってしまいます。また、夏に来たお客様に冬のプランをご紹介するためにも、いまのうちに準備しておきましょう。

3)施設、料理、部屋の中のお知らせ、自社サイトなどを『見直す』

施設の中で不要なもの、やぶれかけの掛け軸、色あせた色紙、黒ずんだ照明紐、襖、障子などは今の時期に修繕しておきましょう。窓枠のすき間や障子の角など、埃が溜まっている場所を掃除しましょう。

手持ちのお金が無いのであれば、無いなりにできることがあります。手を動かしましょう。

新たなメニューに挑戦するのも一つの見直しです。もし、見直したなら最初はぜひ、常連様にお召し上がり頂き、感想を頂きましょう。

部屋に置いているお知らせ、くたびれた表紙&データになっていませんか? 観光地なら入場料などが変わっているかもしれませんし、高速道路が延びているなら宿からの所要時間が変わっているかも知れません。

また、閑散期こそ、経営者自ら宿からお客様が行きそうな観光施設に行くことも重要です。それを部屋に置くお知らせに反映させましょう。

最後に、自社サイトや宿泊予約サイトの見直しも重要です。特にスマホ時代になり、アプリで検索されることが多い宿は、写真が命です! 料理も外観も部屋もプロに撮影して頂いた場合、クチコミも施設も同等レベルの宿が複数あった場合、選ばれる確率は高くなります。(この「写真の重要性」については後日きちんと述べますね!)

a0001_015437 宿 カップル

(1)と(3)は飲食店でも同じ事ですので、ぜひ飲食店の方も見直してみて下さいね。

上記の手はあくまでも数ある手のひとつ。宿泊施設ごとに個性や強みが変わり、閑散期にてこ入れする内容が変わってきます。具体的な対応方法については、お気軽にご相談下さい。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, 宿泊施設の支援, 販促事例

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