私がジオパークでご協力できること５つ

2014/04/03 2014/04/03

1日に続き、2日も豊岡へ。大開通という商店街に面している豊岡市役所は、ずいぶん前からリニュアル工事がされていたのですが、19日に完成ということで、本当にきれいですね。足を踏み入れるのがもったいないくらい。白いレトロな建物が新たな名所となることでしょう。

リニュアルされた豊岡市役所・稽古堂

商店街というと、私の実家は大阪の天神橋筋商店街に近く、買い物に行くときは「てんろく」に行きました。「てんろく」とは天神橋筋6丁目。実はこの商店街は日本一長い商店街で、7丁目から1丁目まで商店があります。

そして大学卒業して一人暮らしを始めた明石には、「魚の棚商店街」とこれまた賑やかな商店街があり、友達が遊びに来る度に明石焼きやタコ天を食べに連れて行ったり・・・そういう賑やかな商店街で育ってきただけに、大開通商店街の「シャッター通り」は、何と寂しいことかと私は感じます。何とかならんかなぁ～？

豊岡市中心部・大開通り商店街（Wikiより）

商店街を歩き回ったあとは、豊岡税務署へ個人事業の開業届出書を頂きに行きました。収入が無いと食べていけませんから、すぐにでも開業したいのですが、開業日は大安がいいとか、8月はお盆があるから避けるべきとか、結婚式や入籍の日同様、縁起を担ぐ方が多いようです。いつにしようかなぁ・・・

さて、今日は私がジオパークで皆様にご協力できることをお話したいと思います。ずばり５つです。

１）ジオパークを活用した地域活性
ジオパークを地域住民にPRする方法として「出前講座」を行ってきましたが、ズバリ、その講座のノウハウを提供します。

２）ジオガイド養成
地質地形だけでなく、自然観とそこに暮らす人々の営みを伝えるガイドを養成するノウハウを提供します。山陰海岸ジオパーク内では、NPOで3か所、役場嘱託職員として3か所、合計6か所のガイド養成講座をコーディネート＆講師を行いました。

インタープリター養成講座の様子

３）リスクマネジメントとガイドに必要な心構え
ガイドがお客様に伝えたいジオパークの理念は、「地域の自然・文化・無形遺産などの地域の全ての文化的側面と、地質遺産との関係を明らかにする」ことです。まずはお客様の安全に気を配ってガイドすることが最低限の条件です。ボランティアガイドと有料ガイドの違いについてもお話します。

４）プレスリリースの方法
ジオパークは地域資源を足元の大地から見つめなおし、それを持続可能な地域づくりに役立てる活動です。新聞社の多くは、地域を元気にする活動の記事を随時求めています。ジオパークを絡めた産品の販売、イベント等のジオパーク活動は、マスコミの人たちにとってまさに絶好のネタです。定期的に、計画的に魅力あるリリースを発行するノウハウを提供します。

まち歩きガイド「香美がたり」訓谷編ブック刊行の記事(2013)

５）ジオガイドを活用した集客
各地のジオパークでガイドの集客が難しいと聞きます。世界遺産のようにドッとお客様は来ませんが、じわじわとリピート客を増加させ、その結果、地域活性化につなげる方法があります。

以上、5つの「皆様にご協力できること」について、これまで講演会にて全国でお話させて頂いてきました。
明日以降、1つずつ具体的に内容をお話ししていきますね。

この記事を書いた人
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今井ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するＮＰＯを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。