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今夏、個人旅行が激減?! 宿の平日対策は業界常識を見直すことから始めよう!

   

この週末2日間とも、コワーキングスペース「FLAP TOYOOKA」でお仕事していました。

見学に来て下さった知人によると、土日が開いていて、しかも22時まで開けているコワーキングスペースって貴重なんだそうです。大学受験の学生の自習にもいい場所なんで、来ないかなぁ??

こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

今夏は旅行自体が減っている?!

この夏、私のクライアント様や商工会支援先の宿泊施設で異変が起きています。

6月は毎年閑散期でお客様が少ないのですが、7月の3連休と花火大会のある週末、お盆以外の予約がサッパリ入らないのです。

昨年までは週末はほぼ満杯、平日も満杯の日があったのですが、今年は平日にお客様が満室になることがありません。

日帰り客はそれなりに来ていますが、それでも週末土曜日、三連休初日、中日だけ。

その状況は、兵庫県全体でも起こっているようで、ハイシーズンが夏になる淡路島だけが微「微増」だとか。

じゃらんネットの近隣エリアの空室カレンダーを見てみると、1室2名でこれだけの宿が空いています。

当然、私の携帯には

「今井先生、何か手立ては無いですか?」

と複数の施設様からメールが入ります。(涙)

理由はいくつか考えられますが、

1.出控え

九州豪雨など各地で今年は自然災害が多く、自分だけ楽しい思いをして良いのかと旅行を控える

2.休みが取り辛い

人員不足が深刻で、平日に有給休暇や休みを申請しづらくなっている。また、習い事や部活などで、子供が家や学校から離れられない。

3.猛暑

熱中症の危険を感じるほどの暑さの中、旅行に出ようとは思わない

などなど・・・

入っている宿にはそれなりの強みがある

私の主人が昨日と今日と連続で「宿の平日対策」についてブログを書いていました。

7/22 【宿の平日対策】平日のお客様が少ない!対策で一番やってはいけないこととやるべきこと

7/23 【平日対策続き】独自性のあるプランをやってみた。でもお客様が全然来なかったのはなぜ?

 

週末のみならず、平日もそれなりに予約が入り、売上を落としていない宿には宿なりの強みがあるはずです。

例えば、クライアント様の一つで、先日、楽天トラベルマイスター2017でトップマイスターを受賞した「海の音」様のところは、予約が順調に入っているとのことでした。

女性にウレシイサービスが多いことを強みにして、現役読者モデルの女将の個性が光り、彼女、奥さんを喜ばせたい男性に向けて作っているホームページで訴求して独自化しており、お客様に存在感が伝わりやすい。

主人の宿はインストラクターの主人自らが教えるダイビング体験プランを販売し、親子の夏休みで「親の復権」を演出。週末だけでなく、平日もだんだん予約が入ってきました。

自分にしかできない「おもてなし」を丁寧に考えて行ったからこそ、お客様から共感され、平日でもお客様が「会社を休んででも行こう!」と思うのです。

2つを見て気づくことありませんか?

料理推し、立地推しではない、ということ。

立地や料理ならもっとコスパのいいところがあります。

京阪神や東京のほうが美味しいしコスパのいい料理店もたくさんあります。

それ以上に、達成したくなる、連れのウレシイ顔、驚く顔が目に浮かぶような「行きたくなる」理由が明快です。

そして、それは隣の宿では真似できないこと、です。

平日対策は業界常識を見直すことから。

平日対策は、ズバリ「今までのプランの見直し」をすることです。

先の主人のブログにもありましたが、平日に利用するメリット、それを享受したい客層はどこなのか? それを考えて、自分の宿独自の工夫を考えてみましょう。

それを考えたくない事業者ほど、安易に安くします。

薄利多売の末、クチコミの点数が2点台になり、精神的にもボロボロになった事業者様を見ているので、私は安売りは反対です。

100歩譲っても、せいぜいポイント10倍でしょう。(多少定価は上げてくださいね)

それもあまりいい手ではありません。隣の宿も真似するので、選ばれません。

週末だけ埋まる観光客ベースの宿の場合、料理にしろ、部屋にしろ、チェックイン、チェックアウトの時間なども全てにおいて、業界常識を見直してみましょう。

隣の宿がやっていないことが考えてみよう。

例えば「禁煙ルームを作る」。

旅館や民宿では、禁煙ルームを作るということまでやっていないのが実情です。たばこを吸う人は気にしませんが、たばこを吸わない人は、たばこの匂いがちょっとでもすると嫌悪感を抱きます。

それが布団や座布団に染みついているので、吸っていない人にとっては余計に不愉快になります。

でも多くの民宿はそれができません。対お客様を「性悪説」で考えています。

ダメということをやってしまってうそぶくお客様はいるはずだ、と信用しないのです。

吸っちゃダメよと言う部屋で吸ったなら、その部屋が暫く使えないからどうしたらいいのだ?

吸った場合の部屋クリーニング代などをお客様に請求できるかどうかわからない。

今のお客様は禁煙ルームといっても吸うからね。。。

と、堂々巡りになって、禁煙ルームを作っている民宿は皆無です。

匂いを気にする家族は、こだわり検索で「禁煙ルーム」にチェックを必ずするでしょう。

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また、夏休み期間中の御一人様利用なども、民宿では少ないですね。

だけど、大人1人に子供2人など、離婚率の上昇を背景に、シングルマザー、シングルファーザーって増えてきました。

そういう組み合わせでも予約を受けてくれるところがまだまだ皆無です。

民宿や旅館の常識が、実は同じ宿泊業界でもホテルでは全く異なることもあります。

ホテルで普通に行われていることを民宿で取り入れてみる。

逆も然りです。

業界の常識を1から考え直して、お客様のウォンツにマッチしたプラン提案ができれば、平日でもお客様から予約は来ます。

知恵やアイデアをドンドン出してブレストし、できそうなものから実行していきましょう。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, 宿泊施設の支援

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