地方の小さな宿とお店の集客をサポート!「今井ひろこドットコム」

宿泊施設や店舗の集客コンサルティング、プレゼンテーション指導、研修会、ジオパークにおける地域活性化を行う今井ひろこのブログサイトです

*

「スイスのDMOと日本型DMOの違い」まとめ

   

先週から一週間にわたって続けてきました、DMO(Destination Marketing/Management Organization)の話。和歌山大学観光学部の夏期集中講座『観光プロデュース論』の1日目を聴講した健忘録を書き記しました。

こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越し頂きありがとうございます。

講師の山田桂一郎さんは、スイス・マッターホルンの麓、ツェルマットに暮らし、元ツェルマット観光局の職員。現在は現地で旅行会社を経営するほか、観光カリスマとして、スイスと日本とを行き来しながら日本各地のDMOの組織づくりや運営のアドバイスをされています。

山田桂一郎センセ

山田桂一郎さんのご紹介は下記のサイトをご参照下さい。

ブログに書かせて頂いたお陰で、Facebookでは活発な意見交換がなされて、私の知らなかったことを教えて下さる方、自分なりに咀嚼されてシェアして頂いたりと、活性化していました。それは追々お伝えしますね。

さて、今日はこの一週間に書いたことをまとめてみました。

1.日帰り客数を見るな!延べ宿泊数を見よ!

海外の観光統計の話でのこと。宿泊は地域にお金をたくさん落として、地域経済を循環させます。しかし、日帰り客、例えば海水浴客なら、お金を観光地に落とさず、ゴミだけ観光地へ落としていく。つまり、日帰り客は旅行客であっても当地にとって良いお客様ではない。

マッターホルンとツェルマットの町

続きは「日帰り客数を見るな!延べ宿泊数を見よ!」〜観光プロデュース論1日目①をご覧下さい。

2.スイスと日本の観光協会の違い

スイスのツェルマット観光局はDMOの立ち位置であり、予算の多くをマーケティング(市場調査)に使っている。イベントはわずかの費用しか使わない。それに対し、日本の観光協会は市場調査はほとんどせず、イベントの下請けくらい。観光まちづくりをしていくために、ブルガーゲマインデという住民自治組織が別にあり、そこがまちづくりの企画運営を担当している。

続きはスイスと日本の観光協会の違い〜観光プロデュース論1日目②をご覧下さい。

3.スイスでは観光局が地域全宿の顧客データを持ってるの?!

実は、観光局が全部の宿の宿泊データを持っているんですって!その理由は、マーケティングをする上で顧客データベース無しでは作戦が立てられないからだそうです。国別などにせず、彼らが求めるもの(具体的欲求=ウォンツ)をデータで導き出して、活用しています。

続きは スイスでは観光局が地域全宿の顧客データを持ってるの?!〜観光プロデュース論1日目③をご覧下さい。

4.お客様のウォンツはハードリピーターに直接聞く!

スイス・ツェルマットの観光局(DMO)が全宿泊施設の顧客データベースを活用する強みはオフシーズン対策。オフシーズンに資金や労力を投資しても効果に限りがあり、リピーター向けの特別感の高いイベントを持ってくるなどする。そのために、顧客データベースを活用して、ハードリピーターに何度も直接聞く。

0684240_08ツェルマット

続きは、お客様のウォンツはハードリピーターに直接聞く!〜観光プロデュース論1日目④をご覧下さい。

5.地域振興が進まないのは食うに困ってないから?!

DMOを運営するためには地域住民の協力とサポートが不可欠で、地域愛を育む「地域教育」がそのベースになっている。スイスは資源が少なく、いつ何時「食えなくなる」という危機感が住民にあるからこそ、みんなで生きていこうという思想になる。日本は食うに困ってないので、それだと誰も地域振興をまじめにやらないですよね。

6hhjlwhgluropjo シャッター商店街

続きは、地域振興が進まないのは食うに困ってないから?!〜観光プロデュース論1日目⑤をご覧下さい。

6.観光を高収益化させ、地域の産業を支えよう

地域産業や観光を支えるためには地域全体で高収益化を図る必要がある。リピーターが増えると要求項目が高くなってくるが質をどんどん上げていくこと。個々の収益事業の中で努力も大事だけど、いつしか限界が来る。地域が落ち込んでいるとそのマイナスのチカラには勝てない。地域みんなが稼いで地域みんなで景気を良くするしかない。

チーズフォンデュスイス

続きは、観光を高収益化させ、地域の産業を支えよう〜〜観光プロデュース論1日目⑥をご覧下さい。

7.日本型DMOってやっていけるのか?

日本型DMOの問題点。多様な事業者や住民との連携を図る目的が『観光客の呼び込み』に終始し、住民の賛同は得られにくい。地域一帯の魅力的な地域づくり戦略に基づく一元的なマーケティングで地域内の消費額と波及効果を向上させ、地域力による地方創生を図っていくことがDMOの目指す道と、観光カリスマ山田桂一郎さんは説いています。

続きは、日本型DMOってやっていけるのか?〜観光プロデュース論1日目⑦をご覧下さい。

参考資料

今回、私がブログを書くために、読ませて頂いた資料などです。

【DMOについて】

日本型DMO形成による観光地域づくり 日本政策投資銀行 2016/4/14

イチバン最新のレポートで、ここにツェルマット観光局の例が記されいます。

日本型DMOとは? 観光庁特設Webサイト

日本型DMOやその運用方法について記されたサイト。

動き出す日本版DMO トラベルジャーナル2016年1月25日号

これはインターネットで購入(500円ちょっと)ですが、とても分かりやすく書かれています。

【スイス・ツェルマットの観光について】

気仙沼出向生活 、 遠東記

山田桂一郎さんがまちづくりの指導に入っている気仙沼。ツェルマットへ視察に行かれた方のブログを2つ見つけました。ツェルマットがどういう町か、どんな観光政策なのか、それを自分たちの気仙沼にどう反映させるかが記されています。(各ブログの記事検索でツェルマットと入力して下さいね)

ツェルマット観光局

ツェルマット観光局の日本語サイトがあるんです!多ケ国語対応です。ここからして違いますねぇ〜!

 

地域資源を活用した観光振興  国際文化研修2011冬 vol. 70

山田桂一郎さんの寄稿。講義の時のお話も載っています。山田さんの活動がとてもわかりやすいです。これがイチバン読みやすいかも!

*****

【現在募集中のセミナー(詳細はリンク先をご覧下さい)】

9/21(水) 
量販店や Amazon があるのにお客様が集まるのは理由があるんです! 「街の電器屋さんのお客様との関係づくり 10 の法則」

新規客を常連客にするための秘策を
10個は最低お伝えするセミナー。
実はその倍は秘策があるらしい・・・!

201609コムサポ販促塾アトム電器-3

☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆

地方の小さな宿と店の集客サポート 
コムサポートオフィス 今井ひろこ

〒668-0022
兵庫県豊岡市小田井町5ー3フラッツオダイ201
TEL&FAX 0796−24−3139
「コムサポートオフィス」 で 検索!

Mail: info@@@imaihiroko.com (@は一つにして下さい)

☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆

The following two tabs change content below.
今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - セミナー聴講記

コメントを残す

  関連記事

これからは観光商品もマーケットインの時代。プロダクトアウトにさようなら〜!

昨日までDMOの話を引っ張ってきたんですが、Facebookのコメント数が一気に …

「私を見て!」という生き方をリーダーはしよう 〜福島正伸先生のセミナーから

福島正伸先生の「究極のコンサルタント養成講座」セミナーシリーズ第四弾! セミナー …

香美町主催の観光商品作りワークショップ2回目に参加!

先週、香美町で行われた、町主催の観光商品作りワークショップに参加してきました。今 …

楽天トラベルのページの各タイトルって20文字までアレンジ可能!

先日の楽天トラベル新春カンファレンスで教えて頂いたことがあるんです。それを聞いて …

自ら考え道を切り開く「自立した人」になるには 〜福島正伸先生のセミナーから

福島正伸先生のセミナーシリーズ第三弾! セミナー中に伺ったお話を振り返り、私のブ …

『パッと見1秒』で宿を決めるって?!☆楽天トラベル新春カンファレンスから

先日、大阪帝国ホテルで開催された、楽天トラベル新春カンファレンス2016。ここで …

今よりも未来の可能性を信じる 〜福島正伸先生のセミナーから

福島正伸先生の「究極のコンサルタント養成講座」セミナーシリーズ第四弾! セミナー …

ダメな観光コンサルほどSWOT分析をしたがる?!〜山田桂一郎先生の講演から

今日も1/23、24に豊岡市内で開催された山田桂一郎先生の講演での気づきをブログ …

赤羽流「文章の推敲」で、伝わる文章に!

今月8日に私の「もの書きの師匠」、東京都在住の赤羽博之先生(耕文舎)のセミナーを …

ブログはスマホで読まれるからこそ「題名」が重要! 〜エクスマセミナー(大阪)に参加して〜

昨日は今年最終のエクスマセミナーを聴講し、懇親会も参加。今日はその懇親会でエクス …